S&P指数とは ~ 代表例を交えて ~

金融・資産運用

MSCI指数、FTSE指数と並んでメジャーなS&P指数。

投資にあまり馴染みがない方でもニュースなどで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

今回はS&P指数と、公表・算出元であるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの代表的な指数

S&P500

ダウ・ジョーンズ工業株価平均(ダウ平均)

についてまとめてみました。

POINT
  • S&P指数:米国S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表する指数
  • S&P500:米国の大型株から構成されるインデックス
  • ダウ・ジョーンズ工業株価平均:米国の優良企業30社から構成されるインデックス

S&P指数

金融市場指数のプロバイダーであるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表する指数です。

同社は2012年7月に、S&Pインデックスとダウ・ジョーンズ・インデックスが統合してできました

S&P500

米国の大型株の動向を示す株価指数です。

米国の主要産業を代表する500社により構成されており、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしてしています。

過去のパフォーマンスは以下の通り。

インターネット・バブルやリーマンショックを挟んだ過去20年分の成績でも年率平均5%を超えており、高いパフォーマンスを示しているといえるでしょう。

出典: S&P 500 (配当込み) (円) 過去パフォーマンス実績 (2019年4月末現在)| myIndex

続いて、TOPIX(東証株価指数)との比較です。

過去20年だと、約3倍になっていることがわかります。

出典: S&P 500 (配当込み) (円) グラフ(vs TOPIX)(2019年4月末現在) | myIndex

ダウ・ジョーンズ工業株価平均

別名「ダウ平均」とも呼ばれる指数です。

米国の輸送および公共事業以外から選ばれた優良企業30社により構成されている株価加重指数で、構成銘柄は以下の通りです。

参考:NYダウ 工業株30種 INDU:IND | Bloomberg

主要な企業の中でも選りすぐりになりますので、構成銘柄である上の企業のうちどれかひとつは耳にしたことがあるのではないでしょうか。

過去のパフォーマンスは以下の通り。

ある程度成熟した企業ばかりだからか、S&Pに比べるとリターンは低めです。

出典: ダウ平均 (円) 過去パフォーマンス実績(2019年4月末現在) | myIndex

続いて、TOPIX(東証株価指数)と比較したグラフは以下の通り。

過去20年だとTOPIXの2倍近いリターンを得られていることがわかります。

出典: ダウ平均 (円) グラフ(vs TOPIX)(2019年4月末現在) | myIndex

参考

S&P指数、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス 全般

当社について | S&P Dow Jones Indices

S&P500

S&P500 | S&P Dow Jones Indices

S&P 500 (配当込み) (円) | myIndex

ダウ・ジョーンズ工業株価平均

ダウ・ジョーンズ工業株価平均 | S&P Dow Jones Indices

ダウ平均 (円) | myIndex

NYダウ 工業株30種 INDU:IND | Bloomberg

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